最高のホームページ(Webサイト)というものは存在しません。
何をもって最高とするのかが曖昧だからです。
お洒落な見た目のページがいいのか、多機能なページがいいのか、人を惹きつける何かがあるページがいいのか、それは見る人によって違います。
ただしホームページに目的があるならば、それを達成するベストな方法はあります。
この記事は「ホームページを名刺代わりとして使いたい」という人に向けたものになっています。
名刺代わりのホームページとは
名刺は5.5cm×9.1cmの紙です。
この狭いスペースに書ける内容は多くありません。
会社名、所属、名前、連絡先の電話番号、メールアドレスを基本として、顔写真、一言メッセージ、会社のホームページアドレスくらいです。
この内容だけであなたの事業、商品やサービスの情報をきちんと伝えることは難しい。
これを補うのが名刺代わりのホームページです。
名刺代わりのホームページの内容は大体以下の通りになります。
- 会社、個人、団体についての情報
- 商品、サービスについての情報
- 方針やメッセージ
- 問い合わせ電話番号、FAX番号、メールアドレス
事業として最低限必要な情報を載せているホームページを一般的に名刺代わりのホームページと呼びます。
名刺代わりのホームページということで、内容やページ数はそこまで多くはありません。
しかし仕事用のホームページとして必要な情報は揃っています。
名刺代わりのホームページの役割
ホームページの役割は様々ですが、ここでは名刺代わりのホームページの役割についてまとめています。
事業、商品・サービスの説明
名刺だけでは伝えきれない情報をホームページに載せて、相手に伝えることができます。
言葉でどれだけ説明してもピンとこなかった相手が、1枚の写真で納得することがあります。
商品の良さをどれだけ伝えても反応しなかった相手が、実際に利用したお客様の声を読んで購入を決めることがあります。
ホームページでは、事業や商品・サービスについての情報を写真や文章を使ってより深く伝えることができます。
ちなみにこれらを突き詰めていくとページ数や内容が増えて、名刺代わりのホームページではなくなります(笑)
顧客の信用獲得
きちんとしたホームページがあれば顧客は安心します。
逆に言えば仕事をする上でホームページがないのは大きなマイナスです。
ホームページにかけるお金がない、事業としての意識が低いと見なされてしまいます。
今やビジネスをする上でホームページは必須という状況です。
ITから遠い業種や個人事業も例外ではありません。
業種や経営業態によってはFacebookページなどSNSを利用したページを使う方法がありますが、それ1つだけではよくありません。
Facebookページを運営する場合、それをメインのホームページと連携させる方法が効率が良く、一般的です。
金融機関の信用獲得
金融機関から融資を受ける場合、当然ですが審査があります。
その際に会社や事業のホームページは当然見られます。
ホームページがないことは非常に不利になります。
日本政策金融公庫(国金)は、ホームページが無いと審査に通らないことがほとんどです。
あって当然のホームページがないと、それだけで取引相手として相応しくないと判断されます。
ビジネス用メールアドレスの利用
ビジネス用のホームページを作る際には、ビジネス用の独自ドメインというものを取得します。
このサイトだと「simpleitsupport.net」の部分がドメインになります。
ドメインを使って「aaa@simpleitsupport.net」「bbb@simpleitsupport.net」「ccc@simpleitsupport.net」のようにメールアドレスをいくつでも作れます。
昔は利用するサービスによっては制限がありましたが、今ではデータ容量が許す限りいくらでも作ることが可能です。
フリーメールの「xxx@yahoo.co.jp」「yyy@gmail.com」や、プロバイダーが提供している「zzz@biglobe.ne.jp」のようなメールアドレスでもメールのやりとりはできます。
しかし取引先から「あぁ、この人はビジネス用メールアドレスを持っていないんだな」と判断されてしまいます。
ドメインを使ってメールアドレスを作った方が追加や削除などの管理が楽です。
社員が増えた場合や新しいメールアドレスが必要になった場合でも、すぐに対応できます。
名刺代わりのホームページのターゲット
例えばあなたがフィットネスクラブを経営していてホームページを作ったとします。
しかしGoogleやYahooで「フィットネスクラブ」と検索しても上位に表示されることはほぼありません。
これはホームページの内容やページ数が多くないため、検索エンジンの評価が高くないからです。
名刺代わりのホームページのメインターゲットは、GoogleやYahooの検索からアクセスしてくる人ではありません。
何かのきっかけであなたの会社や店舗を「既に知っている人」になります。
営業活動で名刺を渡した相手、お得意様の知り合い、チラシや広告を見た人、会社や店舗を見て気になっていた人、等々です。
名刺代わりホームページの目的
ここで一回リセットしましょう。
あなたは何のために名刺代わりのホームページを作りますか?
役割ではなく目的を考えてみてください。
繰り返しになりますが、名刺代わりのホームページとは事業として最小限の情報を載せておくホームページのことです。
ページ数が多く、内容が充実しており、多くの機能を持っていれば、名刺代わりホームページとは呼びません。
名刺代わりホームページの目的はずばり、事業としての体裁を整えることです。
名刺代わりのホームページ役割
ホームページの必要性は知っているけど、ホームページ制作費、維持費をなるべく安くしたいなぁ…
これはごく普通の考え方です。
いきなりホームページに50万円つぎ込むのは勇気がいりますよね?
そこまでのお金を出せないケースも多いと思います。
アクセス殺到とはならないけど、ビジネスとしての体裁が整っているホームページ。
見てくれた人に、あなたのビジネスに関する情報が伝わるホームページ。
これが名刺代わりのホームページに求められるものです。
名刺代わりのホームページを作る場合、集客方法のメインはホームページではなく、他の方法にするのが一般的です。
目的を達成するための重要なポイント
名刺代わりホームページを作る、低コストで事業としての体裁を整えるために必要なポイントは以下の通りです。
- 事業としてふさわしいデザイン
- 制作費が妥当であること
- 維持費が妥当であること
ポイントごとに、ちょっとだけ補足します。
事業としてふさわしいデザイン
見た目はとても大事です。
どんなに素晴らしい商品・サービスを扱っていたとしても、見た目が悪ければ印象も悪くなります。
素人感が丸出しだったり、十数年も前に流行ったような古いデザインだと一瞬でナシと判断されます。
デザインが悪ければ信用を得るどころではありません。
凝った作りにすればいいというわけでもありません。
複雑なデザインはページを開くのに時間がかかる、見る人にとって分かりづらい、流行りを過ぎればダサく見えるなどの問題もあります。
シンプルで清潔感があり、見る人にとって分かりやすく安心できるデザインが適切です。
制作費が妥当であること
ホームページにかかる料金はおおまかに分けると、制作費と維持費になります。
制作費は自分で作れば無料になります。
できないことはないですがおすすめしません。
イマイチなホームページを無料で作っても、そのホームページが顧客を逃します。
マイナスが大きくなってしまい、本末転倒です。
一定水準以上のホームページをつくるには時間がかかります。
初心者は経験が少ないので実際にやってみると色々な問題が発生します。
ホームページを制作してインターネットに公開するには、写真や文章を用意するだけではありません。
デザインだけでなく、サーバやシステムの環境設定が必要になります。
初心者だと1カ月以上かかることもあります。
頑張ったのに途中で投げてしまったというのもよく聞きます。
その時間を本業に当てて利益を得た方が賢い選択ではないでしょうか?
ページ数が少なければ、10~20万円でもホームページは制作できます。
安過ぎる、高過ぎるところは何かしらの理由があります。
妥当なところを選ぶのが正しい選択です。
維持費が妥当であること
ホームページを公開して、インターネット上で見える状態にしておくには維持費が発生します。
ドメイン費用、サーバ費用、管理費用に分けられます。
無料サービスもありますが、事業用ホームページで無料サービスを使うのは絶対にやめた方がいいです。
これは印象の問題ではなくリスクの問題です。
無料ということは、サービス提供者は利用者に対して責任を負わなくていいという事です。
急なサービス停止、データの欠損などがあっても、無料で利用しているので何も保証されません。
頑張って作ったホームページがある日突然見えなくなったり、データが消えてしまったりしても何も文句は言えません。
さらに無料の場合、独自ドメインではないので、メールアドレスが作れなかったり、制限がある場合があります。
ホームページの管理では以下のような作業を行います。
- ドメインやサーバの管理
- システムを最新の状態に保つ
- セキュリティに問題がないかチェック
- 必要に応じてデータのバックアップ
- トラブル発生時の対応
このような作業には知識や経験が必要であり、手間がかかります。
内容にもよりますが、月額5,000円~10,000円程度かかることが一般的です。
コンサルタント業務などが含まれると、さらに料金がかかります。
結論:納得できる業者へ依頼すること
名刺代わりのホームページにとって大事なのは、お金をあまりかけずに、見た目が整っていること。
ちょっと欲張りな要望かもしれませんが、費用対効果が高い、コスパがいいに越したことはありませんよね。
それなりの見た目のデザインというものを考えると、初心者がそれを作るためには相当な時間がかかります。
最悪の場合、満足できずに完成せず、単なる時間の無駄になることも大いにあり得ます。
時間というのはお金と同じ、もしくはそれ以上の価値があります。
どれくらい時間がかかるか分からないということは見積もり無しで仕事をしているようなものです。
だからこそ内容と価格に納得できる業者へ依頼するのが最も妥当な選択です。
制作にかかる時間やトラブル対応、保守管理の問題などを考えると、業者に依頼した方が安く早く確実にホームページを作れます。
シンプルITサポートのホームページ制作・管理
シンプルITサポートではホームページ制作、管理を行っています。
もちろん名刺代わりのホームページにも対応しています。
名刺代わりのホームページを作りたい方は、コストを抑えつつ事業の体裁を整えたいと考えているのではないでしょうか?
そういったニーズに対応するため、こちらから必要な情報をヒアリングさせていただきます。
あなたの手間を最小限に抑えて、ビジネス用のホームページが作れます。
ホームページ制作に時間や気力を削がれず、本業に集中できるのでおすすめです。
千葉県船橋市周辺、首都圏周辺であればお会いして打合せすることも可能です。
ご意見、ご要望があればお問い合わせフォームからご連絡ください。