さくらからXサーバへWordPressサイト引越、問題点まとめ

WordPressの関連記事 Web制作

最近Webサイトの引っ越し作業を行いましたが、いつもとは勝手が違って苦戦しました。それと同時に新しい発見もあったので、今後のためにも情報をまとめておきたいと思います。

今回やったこと

  • 複数のWordPressサイトをさくらサーバからXサーバへ移転
  • Webサイトのデータを引き継いで別ドメインでサイト開始
  • 通常ドメインのサイトのデータを引き継いでサブドメインでサイト開始
  • メールアカウントの切り替えと各メーラーの設定

サーバ移転のきっかけ

「自社のホームページが見えなくなっているので何とかして欲しい」という依頼を受けたことが始まりでした。

私は直接管理していませんでしたが、依頼者から渡してもらったメールや資料を見て状況を確認したところ、さくらサーバでのサイト運用時に外部から不正なアクセスを受けており、サーバ内に複数の不正なファイルを送られていました。

それらが勝手に他所へスパムを送っており、さくらサーバの管理側から通知され、不審な疑いのあるファイルの権限の変更されていました。

この結果、サイトの表示に必要なファイルにアクセスできなくなっており、Webサイトが見えない状態になっていました。

さらに登録していた特定のメールアカウントに連日多数のスパムが送られ、迷惑メール防止フィルターも上手く機能していませんでした。

この時に何度かサポートとやりとりしたが、対応が今一つだったようです。ファイルの権限を変更するなどは管理側として妥当な対応ですが、通知やその後のフォローがやや雑な印象を受けました。

Xサーバを選んだ理由

さくらサーバからXサーバへ移転した理由はサービス内容、管理画面の使いやすさ、セキュリティ対策です。

サービス内容については、速度、安定性、SSLや自動バックアップ(何かあった時だけ有料でデータ復帰)など、信頼性が高く、使える機能が充実していて、Xサーバの人気が分かります。

管理画面については主観になりますが、さくらサーバは管理画面のフォントが小さかったり、メニュー項目の分類や並びが分かりにくく、やりたい作業がすぐにできませんでした。見た目もそうだけど、構造が古いと感じる。

Xサーバは画面が見やすくて、メニュー項目の配置や分類もよく考えられている印象があり、やりたい作業も迷うことなくできます。複数のドメインやサイトを扱っていると、管理画面の使いやすさは非常に重要です。

Xサーバのセキュリティ対策は、他社製のセキュリティソフトを使用しており、ウィルス駆除などを行っています。そろそろXサーバの営業っぽくなってきましたね(笑)

一般的なWordPressサイトの引っ越し作業手順

これは様々なサイトで色々と説明されていますが、最小手順は以下4つになります。()内はおおよその所要時間です。

  • サイトデータ移行 (1~3時間/1サイト)
  • データベース移行 (5分/1サイト)
  • 設定ファイル書き換え (5分/1サイト)
  • ドメインのネームサーバ設定変更 (申請から半日~3日)

これはあくまでも最小手順です。

強引な言い方をすればWordPressサイトは、PHPファイル・設定ファイル・画像ファイルなどのファイル群があり、データベースに必要な情報があり、設定ファイルでコア部分がデータベースと紐づけされていれば、ある程度は動作します。

各レンタルサーバにある「かんたんWordPressインストール」等を使用してファイル群を自動生成しなくても、必要なファイルとデータベースがあれば(それらが他所から持ってきたものであっても)動きます。

ただし、さくらサーバやXサーバなどサーバ業者ごとに管理様式が違うので、それに合わせた変更が必要になります。

その場合は、各手順の所要時間が増えたり、別の手順が必要になります。それが今回の作業で苦戦した箇所であり、今後のために残しておきたい情報になります。

私がやっているWordPressサイト引っ越し作業手順

これはさくらサーバ(引っ越し元)、Xサーバ(引っ越し先)、お名前.com(ドメイン管理業者)をベースにしていますが、それらが異なっても基本は同じです。長くなってきたので項目だけ以下に書いておきます。詳細は各ページへ。

A.引っ越し先サーバでの登録作業
A1.ドメイン(サブドメイン)登録
A2.メールアカウント登録

B.ファイルの移動
B1.データのダウンロード
B2.データのスキャン
B3.データのアップロード

C.データベース移転
C1.移転先でデータベース、アカウントを作成
C2.移転元でデータベースをSQLファイルへエクスポート
C2補足.必要によってSQLファイルの内容を置換
C3.移転先でSQLファイルからデータをインポート

D.一部ファイルの設定変更
D1.wp-config.phpの変更
D2.index.htmlを必要に応じて削除
D3.htaccessファイルの変更

E.動作確認
E1.動作確認URLではなくhostsファイルを使用
E2.セキュリティ対策

F.ドメインのネームサーバ設定変更
F1.Webサイトのドメインネームサーバ設定変更の申請
F2.メーラーの設定を変更

 

※1.Aから順番にやれば問題ありませんが、内容を理解していれば多少前後しても問題ありません。というかダウンロードとアップロードは時間がかかるので、それをやりながら他の作業を行うのが一般的です。

※2.最後に行うドメインのネームサーバ設定の変更をするまでは、一般ユーザは引っ越し前のサイトを閲覧し、メールも引っ越し前のサーバで送受信します。

※3.移動、移転、移行、引っ越しなど似たような言葉を使っていますが、そこまで気にしなくてもOKです。必要があれば補足します。