私は温厚な性格というよりかは、どちらかというと怒りやすい性格です。
ただし、人に対してではなく自分に対して怒ることがほとんど。
人はミスをするものだと最初から思っているので、他人のミスに対してはよくある事だと受け入れられます。
自分の失敗を受け入れるのは難しい
自分のミスの場合、割り切れないことが多々あります。
こうすれば失敗しなかったのに…もっとよくできたのに…という具合に。
以前、航空券の予約で料金の確認が甘かったばかりに9000円ほど損をしたことがあります。
その時は自分に対してものすごく腹が立ちました。
お前(自分)は確認不足で何回痛い目を見れば気が済むんだ!算数もできんのか!
さらに9000円は少額ではないけど、そんなにまで怒るなんて小さい人間だなぁ…等々。
こうやって自分に対して怒る→自己否定のスパイラルという最悪の流れがスタートします。
自分に対する評価を改める
でも考えてみると、自分だって人なんだからミスをするのは当然のことなんです。
ではなぜ割り切れないのか。それは自分ならもっとやれるという期待があるからだと思います。
自分に対する期待は悪い事ではないです。むしろ何かの目標を達成する際にはプラスになることもある。
マイケルジョーダンもそう言ってました。
ただ、 常に完璧な人間でいなければならないというのは過度の期待であり、ちょっと違います。
自分なら目標を達成できるという気持ちはエネルギーになります。
でも途中のちょっとしたミスや日常でのささいな失敗なんかは、完璧超人じゃないんだから当然あります。
期待が変な方向にいってしまって、完璧でないといけないとか、やれて当然とか思うのは赤信号だと思います。
毎日そんな考えでいたらストレスがたまりすぎて多分ハゲちゃう。
自分も人なんだから普通に失敗するよねという気構えでいる方がずっと楽です。
失敗やダメな部分を許して受け入れる
普段から自分に完璧を求めるのではなく、許すこと、寛容になっておくことで、自分に対する怒りを鎮めることができます。
重要なのは、日常的に寛容になっておくこと。
何かやらかした時、急に「自分はそんなに完璧じゃない、失敗するのは当然だ」なんて思っても、簡単には受け入れられません。
自分に対してキレてしまいそうになります。
というかキレながらブツブツ呟いてたりします、「もー何やってんだよ俺はよー」と。
ちょっとアレな人ですね。
私が他の人に対してあまり怒らないでいられるのは、「普段から」人はミスをするものだと思っているからです。
寛容という考えが自分の中に根付いていれば、自分のミスを許せるようになります。
そうやって自分をコントロールできるようになれば、失敗しても気持ちが萎えることが減り、結果的に目標達成に近づきます。
自分に対して厳しい人、俗にいうストイックな人は自分に対する期待が強い人が多い気がします。
でも実際、周りの人からそんなに期待や注目をされていないということに気付ければいいんです。
自分に対して過度に期待しなければ、楽になれるんじゃないでしょうか。
勘違いしちゃいけないのが、 自分の事を低く見るということではありません。
ダメな部分も含めて自分を認める、好きになることが大事なんだと思います。