「私こんなに頑張ってんのに何で報われてないんだろう」
最近こんなことを聞きました。そう呟いた女性は努力家で人のために頑張ることができる非常に良い人です。
私は女性にモテる作法を完全に把握していて、琵琶湖の西湖岸で最もモテた男と言われたことがあるような気がするので、その場は「うん、そうだよね」と相槌をうち、具体的な意見やアドバイスは何もせず、ただただ聞き役に徹していました。
でも私は常々思っていることがあります。
努力は報われるかどうかわからない
これが結論です。20代の人からすれば当たり前と感じるこの価値観も、40代以上の人にとってはそうではないことが多い。
努力はして当然で、努力すれば必ず何らかの形で報われる、そういう考えの人が多数派です。
報われない努力なんて無いなんて軽々しく言う人がいますが、ものすごく残酷だと思います。
アンタは報われなかった人がそれまでに費やした時間や労力の責任取れんのか！なんて思ってしまう。
昔、ジャンプの「バレーボール使い 郷田豪」というよく分からないタイトルの漫画がありました。
バレーボールの漫画ではありません。バレーボール使いの漫画です。
その中で、「努力は報われるかどうかわからない…つまり一種のギャンブルなのだ努力ってのは…」というセリフがありました。
かなり省略していますが、この漫画の価値の８割以上を占める名言だと思っています。
８割は言い過ぎかもしれませんが、すぐにこの漫画はすぐに打ち切られちゃったので…
間違った努力はいくら頑張っても良い結果を生まない
ものすごく効率が悪かったり、必要なものが揃ってない状態で頑張っている人は結構います。
正直それでは肉体的にも精神的にも悪い状態になってしまうのは当然です。
結果が出ない期間が続くのはつらい。それを堪えて、無理して頑張り続けるのはさらにつらい。
そうやって身体にガタがきたり、心を病んでしまうというのは一種のパターンになっています。
だからこそ、 気付いてしまったらできるだけ早く変えてしまうべきです、今のやり方を。
さらには やり方だけでなく目標だって変えてしまっていいと思います。
だって昔の自分と今の自分は別物なんだから。気づいたことで軌道修正する、これは妥当な判断です。
変えることは怖いけど、もっと怖いものがある
変化を恐れる人は多いです。
やり方を変えるのは、今よりも悪い結果になってしまうかもしれないから怖い。
目標を変えるのは、これまで積み重ねてきたものが無駄になってしまいそうで怖い。
でも一番怖いのは、変化を恐れて何もせず、気づいたら手遅れになっていた現実です。
例えば、そんなに頭が良いわけでもないのに東大にこだわり続けて５浪６浪もしている浪人生。
志望校を下げたからと見下していた奴がイイ感じのキャンパスライフを送り、優良企業に就職したことを知る…
そうするとどうなるか。自分だけが取り残されている気持ち、強まる孤独感、そして絶望へ…ここだけドラクエ３の副題みたいになってますね。
これは本当に怖いです。 努力した期間が長ければ長いほど、実を結ばなかった時のダメージが大きい。
これまで自分が頑張ってきたことは何だったんだろうってね。
実際、世の中は日々変化しまくってます。当然その中で生きている我々も変化している。
別にこれは常にアンテナを張ってトレンドや最新技術を追いかけ続けるということではありません。
変化に柔軟になっていた方が、生きていくのが楽だよということです。
努力が報われるためには変化し続けること
努力が報われるために必要なのは、それがベストなのかを考えながら行動し、必要があれば変えていくことです。
正直言うと、これは非常に面倒くさい。忙しい忙しいと言って同じことを繰り返す方が遥かに楽です。
同じことを繰り返している間は、自分の頭で考えたり、新しい行動を起こす必要がありませんから。
でもそうやって同じ状態でいると、周りは変化しているので相対的に自分が埋もれてしまう。
目標に対する自分の立ち位置や、目標に到達するためのやり方、さらには目標自体が正しいかを常に考えながら行動する。
こうすることで努力は報われて成果に結びつき…やすくなる。
断言はできませんよ、だって努力はある意味ギャンブルなんだから。
努力が報われるためには、最初のやり方や目標に捕らわれず、変化を恐れずに楽しみましょう！
そういえば冒頭で嘘をつきました。
ほんとは女性の話に対して聞きに徹したりせず、めっちゃアドバイスしていました。
当然向こうの反応はイマイチでした。そりゃそうだよねー。
別にこっちの意見を求めてるわけじゃないもんねー。わかっちゃいるんですけどねー。
私がモテるためには相当な努力が必要みたいです。その努力が報われるかは賭けですけど。
